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経営コラム「人=人財について」

明けましておめでとう御座います。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年の経営コラム1回目は「人=人財」

全ての業種に共通している経営に必要なこと、それは・・・人・物・お金・情報・スピード

私達が考える言葉に置き換えますと、

人は「宝、人財」、物は「技術・サービス」、

お金は「財務の強化とキャッシュフローの把握・見える化」、

情報は「業界の情報と流れや展望、または効率をアップする設備の把握」、

スピードは「決めたことを1秒でも早くやること」。

お気づきの経営者もいらっしゃると思いますが、全ては人の力が必要です。自分の力で経営してきたと思い込む経営者もいらっしゃいますが、周りの人達や仲間がいて成り立っています。

今回は人について書いてみたいと思います。

さて、お読みいただいている先生は人財にどんなことを求めますか?

①素直で従順②業界の知識・スキルが豊富③謙虚で思いやりがある。とイメージするのではないでしょうか。

医院の経営改善のためにもスタッフに期待する気持ちはわかります。

ただ、中には、経営者自身が、人の好き嫌いがハッキリしていて、自分の医院のメンバーなのに話もしなかったり、

人間関係に悩む日々で関係性が悪く大変な組織に陥っているケースもあります。

開業当初決めた理念も忘れ、お金を得ることが目的の品のない組織になっていませんか?

先生自身がスタッフ側になった時に医院で長く勤務したい医院だと思えるでしょうか。

スタッフ1人ひとりにも個性があり、経営者である自分と同じ考えの人はいません。

スタッフには仕事をする目的があります。そう、家族や大切なパートナーを守らないといけない方々もいらっしゃる、

まずはそこに気づくことをお薦めします。

人に稼いでいただき私腹を肥やす考えではいけません。

スタッフは経営者をよく見て気づいています。そんな医院には見切りをつけて当たり前。

そのような医院に長くいるのは危険だと感じています。スタッフが短期間にコロコロ変わる、価値観が合わない、様々な理由で医院を去っていくスタッフを多々見ています。

逆に長く院長と阿吽の呼吸で勤務しているスタッフもいらっしゃいます。この違いに気がつくべきだと思います。

人材不足の昨今、人の力は必要です。勇気を持って医院を改革していくことが大切です。

明日からでもちょっと意識して客観的に医院を見てみることも成功の近道になる事でしょう。

医院のスタッフや取引先にこんな方がいたら要注意。

①嘘をつく人②架空の作り話を作る人③自分を正当化する人④他人の責任にする人⑤愚痴、泣き言、不平不満、陰口、悪口などをする人です。どんなに仕事ができたとしても周りに置いてはいけないので注意が必要です。経営者が知らないうちに医院を、組織を蝕んでいきます。

最後に、他人を変えることはできませんが、自分自身を変えることはできます。未来も変えることができます。

自分が変わると周りの人達が自然に変わるものです。お付き合いする方も変わります。何か視点を変えてみたら、何かが動き出すかもしれません。

未来を明るくするための1つの気づきになると幸いです。

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